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児玉 桃 メシアンプロジェクト

児玉 桃 メシアンプロジェクト
第五回 室内楽コンサート
「世界トップソリストによる2つの四重奏”時”」
2008/12/12 浜離宮朝日ホール

今年はメシアン生誕百周年ということで、メシアンを取り上げる企画が数多くあったらしい。実は忘れていた。

「時の終わりのための四重奏曲」は第二次世界大戦中にメシアンが捕虜になり、シレジアのゲルリッツ収容所に収容されていたときに作曲、初演されたという曲である。「4人の器楽奏者がこわれた楽器で演奏した。エチエンヌ・パスキエのチェロは3本の弦しかなかったし、私のひくたてピアノのキーのいくつかは、さがるともうもとにもどらなかった」(レコード「世の終わりのための四重奏曲」のメシアンによるライナーノーツ)という。そのような過酷な状況下、つくられたこの曲が扱っているのは「ヨハネの黙示録」に描かれるこの世の終わりである。キリスト教的・神学的文脈において、この世の終わりはキリスト教を信じるものにとっては、その後に永遠の平安がおとずれる、きたるべきものである。第8楽章はヴァイオリンとピアノだけになり、ヴァイオリンが奏する無限旋律的な旋律は永遠の天国に流れる妙なる調べ、ピアノの和音は天上の鐘の音を表すのだろうか。戦争、捕虜という過酷な状況で、人は永遠の平和を思い描くことができるのか、と思いながら聞いていたら、生まれて初めて、音楽で涙ぐんでしまった。

メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし 児玉桃(ピアノ)
/メシアン、オリヴィエ(1908-1992)





PelleasのBlog: 演奏会レポート:児玉桃 メシアン・プロジェクト2008 「世界トップソリストによる2つの四重奏’時’」
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